紙の目(縦目、横目)
紙の作成時に生じる、繊維の並びを紙の「目」といいます。
目に沿って曲げると曲げやすく、また折り目もきれいです。反対に目に逆らって(目と直角に)曲げると抵抗が強く、折り目はギザギザとします。
全判の大きな紙の長辺に平行に走っている目を縦目、短編と平行に走っている目を横目といいます。本の本文に使用する紙は、この目の向きに留意して断裁されます。
- 順目
本の綴じ代側と目が平行になっている状態を順目といいます。順目の状態で製本されると本が開きが良いためページがめくりやすく、読みやすい本になります。また見た目も美しく仕上がります。通常本に使用する紙は順目になるように裁ちあげられています。
- 逆目
本の綴じ代側と目が直角になっている状態を逆目といいます。本の開きが悪いためページがめくりにくく、そのため綴じ代が割れやすいので、破損しやすい本になってしまいます。綴じ代が波打ったようにでこぼこになってしまうため、さらに開きにくく、見た目にも美しい本とは言えません。通常市販されている紙は、製本を前提とされていないため、逆目のものも多いので、印刷済み原稿を入稿して製本する場合は注意が必要です。
- 順目逆目の簡単な確認方法
a) 手で折ってみる
順目方向:折り目がきれいな直線になります。
逆目方向:折り目に皺ができたり、ギザギザとしてしまいます。
b) 手で曲げてみる
順目方向:柔らかく抵抗が少なく曲がります。
逆目方向:曲がりにくく抵抗が強く、すぐに元に戻ってしまいます。
c) さいてみる
順目方向:真直ぐきれいにさけます。
逆目方向:ギザギザになったりあらぬ方向に破けてしまいます。
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